犬目(読み)いぬめ

精選版 日本国語大辞典 「犬目」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐め【犬目】

  1. 〘 名詞 〙 涙の出ない目。泣くことを知らない非情の人にいう。
    1. [初出の実例]「此うち俊明、何事にもすべて泣かざりければ、犬目(イヌメ)少将といはれけるぞ」(出典十訓抄(1252)一〇)

いぬめ【犬目】

  1. 山梨県上野原市の地名甲州街道の野田尻と下鳥沢の間にあった旧宿駅。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android