犬馬場村(読み)いんのばばむら

日本歴史地名大系 「犬馬場村」の解説

犬馬場村
いんのばばむら

[現在地名]八女市川犬かわいぬ

たいら村の南に位置し、南を矢部やべ川が流れる。下妻しもつま郡に属したが、上妻こうづま郡とする場合もある。正保国絵図上妻郡とするのは「郡墨引違」という(啓忘録抜萃)。寛文四年(一六六四)の有馬頼利領知目録写(新有馬文庫)下妻郡内として犬馬場村とみえる。久留米藩領古図では上妻郡内とし、高二〇五石。元禄五年(一六九二)の田五町七反余、畑・居屋敷六町八反余(「新庄組井手水掛畝高帳」矢賀部家文書)。本高は二五〇石(元禄国絵図)。「在方諸覚書」では古高二一〇石・役高二一六石。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高二二〇石、文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田六町九反余・開田三反余・畑田一町四反・畑八町九反余・居屋敷二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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