精選版 日本国語大辞典 「狂獅子」の意味・読み・例文・類語 くるい‐じしくるひ‥【狂獅子】 〘 名詞 〙① 紋所の名。牡丹の花にざれ戯れる獅子をかたどったもの。[初出の実例]「をどり桐、くるひ獅子、二葉葵」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉一〇)② おどり狂う獅子舞い。牡丹や蝶に戯れて狂う所作をする。[初出の実例]「山開き客も女郎も狂ひ獅子」(出典:雑俳・柳多留‐七八(1823)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の狂獅子の言及 【鳥羽屋三右衛門】より …舞台では三味線の曲弾きを勤めて好評を博した。彼は《三鳥三畜(さんちようさんちく)》と呼ばれる6曲の秘曲を作曲したと伝えられ,そのうち《臥猫(ふしねこ)》《狂獅子(くるいじし)》の2曲はのちに補訂されて現在も残されている。【植田 隆之助】。… ※「狂獅子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by