狂獅子(読み)くるいじし

精選版 日本国語大辞典 「狂獅子」の意味・読み・例文・類語

くるい‐じしくるひ‥【狂獅子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紋所の名。牡丹の花にざれ戯れる獅子をかたどったもの。
    1. [初出の実例]「をどり桐、くるひ獅子、二葉葵」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉一〇)
  3. おどり狂う獅子舞い。牡丹や蝶に戯れて狂う所作をする。
    1. [初出の実例]「山開き客も女郎も狂ひ獅子」(出典:雑俳・柳多留‐七八(1823))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の狂獅子の言及

【鳥羽屋三右衛門】より

…舞台では三味線の曲弾きを勤めて好評を博した。彼は《三鳥三畜(さんちようさんちく)》と呼ばれる6曲の秘曲を作曲したと伝えられ,そのうち《臥猫(ふしねこ)》《狂獅子(くるいじし)》の2曲はのちに補訂されて現在も残されている。【植田 隆之助】。…

※「狂獅子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む