狩杖(読み)かりづえ

精選版 日本国語大辞典 「狩杖」の意味・読み・例文・類語

かり‐づえ‥づゑ【狩杖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鷹狩で、鳥をかり立てるのに用いる杖。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「勢子の者どもに交はり、かりづへ振り立てて、心もおこらぬ鳥を立て」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)
    2. 「はし鷹のしら符にきれるかり杖の長さや人のたけによるらん」(出典:定家鷹三百首(1539)冬)
  3. 猟犬を引く者が、犬をいましめるのに用いる杖。〔尺素往来(1439‐64)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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