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猟犬 リョウケン

百科事典マイペディアの解説

猟犬【りょうけん】

狩猟に用いられるイヌ。イヌの利用法としては最も古い。性質が温順で利口,嗅覚(きゅうかく)あるいは視覚が鋭く,また体質強健であることなどが条件。鳥猟犬獣猟犬に大別され,鳥猟犬では獲物の方位を前肢でポイント(指示)するポインターや,セット(伏せ。
→関連項目銃猟

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうけん【猟犬】

狩猟に使役するイヌ。鳥や獣を見つけ出し,追いかけ,つかまえることが得意な種類のイヌをいい,一般に獣猟に使う猟犬を獣猟犬,鳥猟に使う猟犬を鳥猟犬と呼ぶ。古くから獣猟にはイヌが大きな役割を果たし,その特性は現在の獣猟犬にも受けつがれている。すなわち,身軽で駿足,勇敢,適度な追い鳴きの能力をもったイヌで,英語ではハウンドhoundと呼ばれるグループ。グレーハウンドダックスフントビーグルボルゾイ,サルキーなどで,日本でシカ,イノシシなどの大物猟に用いられる紀州犬甲斐犬秋田犬(秋田マタギ)などもハウンドに分類される。

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大辞林 第三版の解説

かりいぬ【猟犬】

りょうけん【猟犬】

狩猟に用いる犬。鳥猟にはセッター・コッカー-スパニエルなどが、獣猟にはテリア・ビーグルや各種のハウンド、日本犬などが用いられる。かりいぬ。 [季] 冬。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

猟犬
りょうけん

狩猟犬」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

猟犬
りょうけん

狩猟に使役するイヌ。人類がイヌを使役し始めたのは、少なくとも9500年以上の昔と推定されているが、イヌはそうした古代から人類の狩猟の助手を務めてきたため、多くの犬種(品種)や系統に分かれている。
 猟犬には指示犬、狩出犬、回収犬、緩追犬、速追犬、格闘犬などがある。指示犬の主要犬種は、ポインター、イングリッシュセッター、アイリッシュセッター、ゴードンセッター、ブリタニースパニエル、ワイマラナー、マジャールビスラ、ジャーマンショートヘアードなどで、キジ、ヤマドリ、コジュケイ、ウズラなど、草むらに隠れている狩猟鳥をすばやく突き止めて、主人に教えるように仕込まれる。狩出犬はおもにスパニエル族がこれに属し、狩猟鳥の潜んでいる周囲を跳ね回って追い立て、主人に発砲の機会を与える。コッカースパニエル、スプリンガースパニエルなどがその代表で、小形日本犬(柴犬(しばいぬ))などもこれに含まれる。回収犬は、深い茂みや水生植物の中に落とされた獲物や、負傷して逃亡する獲物などを回収するためのイヌで、ラブラドルレトリバー、チェサピークベイ、ゴールデンレトリバー、ウォータースパニエルなど。緩追犬はノウサギ、タヌキ、アナグマなど小形獣類の足臭をゆっくりたどって主人のほうへ追ったり、自らかみ伏せたりする犬種で、ビーグルが代表。速追犬はシカ、イノシシ、キツネなどを俊敏に追いかけてかみ伏せ、主人に発砲の機会を与える犬種で、ウォーカーハウンド、プロットハウンドなどが著名。格闘犬は、イノシシ、クマなど大形野獣と格闘して倒したり、主人が現場にくるまで獲物が逃げぬようほえ続ける気丈な犬種で、代表的なものは紀州犬やエアデールテリアなど。
 猟犬の訓練は、銃声に慣らすこと、獲物の捜索法、獲物を発見してからこれを主人に撃たせるための攻め方、撃った獲物の処理方法(回収または看守。負傷逃亡するものは追跡して捕捉(ほそく))などが課目で、完成にはほぼ3年かかるとみてよい。[白井邦彦]
『白井邦彦著『鳥猟犬』上下(1963・西東社)』

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世界大百科事典内の猟犬の言及

【イヌ(犬)】より

チワワ(イラスト)はこの類に近い。
[用途別分類]
 系統的な分類がきわめて不安定なため,一般には用途別の分類が行われており,ふつう猟犬と非猟犬に大別する。[1]猟犬 (A)獣猟犬 獲物を追う方法から視覚型と嗅覚(きゆうかく)型に分ける。…

【狩猟】より

…こういう狩りには最低でも20頭(そのためには30頭飼っていなければならない)の犬が要り,多額の費用がかかる。狼狩りを除いては国有林での狩猟は個人には禁じられているし,森の狩猟では地主の許可も要るので,鹿狩りは特権階級のスポーツとなり,銃と散弾の発達は猟犬1,2頭でできる鳥猟を19世紀に普及させ,鷹狩りは急速に衰えた。 フランスでは大統領が外交団を招待する鹿狩りがランブイエの森で行われている。…

※「猟犬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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