猪上神社(読み)いがみじんじや

日本歴史地名大系 「猪上神社」の解説

猪上神社
いがみじんじや

[現在地名]平群町大字信貴畑

信貴山しぎさん寺山門傍らに鎮座する小祠天足彦あめたらしひこ命・国押人くにおしひと命を祀り、享保一一年(一七二六)の惣代光明院覚書(信貴山千手院文書)には「猪上神社但天照大神」とみえる。「延喜式」神名帳平群郡の「猪上神社」とされ、信貴山寺鎮守として古くは現経蔵付近にあったと伝える。弘安二年(一二七九)の「阿娑縛抄諸寺略記」に、延喜年間(九〇一―九二三)信貴山寺中興の命蓮が信貴山寺の堂舎増築を祈願したところ霊猪が出現、一夜にして堂宇ができたので、その霊猪を祀ったのに始まると伝え、命蓮の居所は「今所崇猪明神是也」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む