猪名湊(読み)いなのみなと

日本歴史地名大系 「猪名湊」の解説

猪名湊
いなのみなと

歌枕。猪名川の河口すなわち同川が合流する神崎かんざき川の河口辺りをいう。「万葉集」巻七に「大海に嵐な吹きそ息長鳥猪名の湊に舟泊つるまで」の歌が収められる。「八雲御抄」は摂津とする。「千載集」に藤原隆信の「うきねするゐなのみなとにきこゆなりしかのねおろすみねの松かぜ」、「新後撰集」に藤原顕仲の「風さむみ夜や深けぬらんしながどりゐなのみなとに千鳥鳴くなり」などが載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 神崎

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む