猪名湊(読み)いなのみなと

日本歴史地名大系 「猪名湊」の解説

猪名湊
いなのみなと

歌枕。猪名川の河口すなわち同川が合流する神崎かんざき川の河口辺りをいう。「万葉集」巻七に「大海に嵐な吹きそ息長鳥猪名の湊に舟泊つるまで」の歌が収められる。「八雲御抄」は摂津とする。「千載集」に藤原隆信の「うきねするゐなのみなとにきこゆなりしかのねおろすみねの松かぜ」、「新後撰集」に藤原顕仲の「風さむみ夜や深けぬらんしながどりゐなのみなとに千鳥鳴くなり」などが載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 神崎

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む