日本歴史地名大系 「猪山八幡宮」の解説 猪山八幡宮いやまはちまんぐう 大分県:下毛郡三光村田口村猪山八幡宮[現在地名]三光村田口田口(たぐち)の字猪山にあったが、現在は箭山(ややま)神社に合祀されている。承久三年(一二二一)の豊前国下毛庄検田目録(永弘文書)に、「猪山社上分田三丁 巳(ママ)成枝名」とあり、大貞(おおさだ)社(現中津市)・大根河(おおねがわ)社(現宇佐市)等と併記されていることから、諫山(いさやま)郷内宇佐宮領の中心社であったと考えられている。永正年間(一五〇四―二一)頃猪山免は稲用方多年不知行という史料(年月日未詳「某条書」同文書)があり、天正一四年(一五八六)まで猪山免の名が残っている(同年二月二三日「成恒鎮直下作職注文」成恒文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報