猪武者(読み)イノシシムシャ

デジタル大辞泉 「猪武者」の意味・読み・例文・類語

いのしし‐むしゃ〔ゐのしし‐〕【×猪武者】

向こうみずに敵中に突進する武士
状況を考えないで、がむしゃらに事を行う人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「猪武者」の意味・読み・例文・類語

いのしし‐むしゃゐのしし‥【猪武者】

  1. 〘 名詞 〙 前後事情も考えないで、がむしゃらに突進するだけの武士。向こう見ずの武士。また、転じて、そのような無鉄砲な人。
    1. [初出の実例]「又なき剛の者、片皮破りの猪武者なるが」(出典:保元物語(1220頃か)中)

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