デジタル大辞泉 「猫引っ掻き病」の意味・読み・例文・類語 ねこひっかき‐びょう〔‐ビヤウ〕【猫引っ×掻き病】 グラム陰性菌の一種が感染することによって起こる感染症。病原菌をもつネコに引っかかれたり、噛まれたりすることで感染するが、ネコに対してはまったく病原性はない。咬傷こうしょう後に炎症が生じ、リンパ節が腫脹する。発熱、悪寒などを伴い、多くの場合、数週間で自然治癒する。免疫不全疾患の人や高齢者などは重症化することもある。1950年の疾患報告以来、長らく原因菌は不明だったが、1992年に初めてバルトネラヘンセラ菌が原因菌として特定された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例