猿の口開け(読み)さるのくちあけ

精選版 日本国語大辞典 「猿の口開け」の意味・読み・例文・類語

さる【猿】 の 口開(くちあ)

  1. 広島県宮島町の厳島神社で陰暦二月初申の日に行なった神事朝廷からの官幣使を迎えて祭典を厳修し、榊舞、万歳楽、延喜楽、甘州林歌などの舞楽を奏した。治承三年(一一七九)に始まるという。この日から島内の猿が鳴き声を発し始め、一一月初申の日の鎮座祭に声を納めるとの俗信からこの名が出た。《 季語・春 》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む