猿の口開け(読み)さるのくちあけ

精選版 日本国語大辞典 「猿の口開け」の意味・読み・例文・類語

さる【猿】 の 口開(くちあ)

  1. 広島県宮島町の厳島神社で陰暦二月初申の日に行なった神事朝廷からの官幣使を迎えて祭典を厳修し、榊舞、万歳楽、延喜楽、甘州林歌などの舞楽を奏した。治承三年(一一七九)に始まるという。この日から島内の猿が鳴き声を発し始め、一一月初申の日の鎮座祭に声を納めるとの俗信からこの名が出た。《 季語・春 》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む