猿村(読み)さるはみむら

日本歴史地名大系 「猿村」の解説


さるはみむら

[現在地名]門司区猿喰

はた村の北に位置し、北は伊川いかわ村と接する。畑村より分立したとされる。津喰(豊前志)などとも記される。正保国絵図に猿喰とみえる。享和元年(一八〇一)菱屋平七は当地通行、「猿ばみ村農家三十軒計りあり」と記す(筑紫紀行)。郷村高帳では高二六六石余、うち新田高五石余。幕末の各村覚書では本高二六〇石余、田二一町九反余・畠四町余、物成一四一石余、竈数五八・人数二八五、牛三一、貴布禰きふね社など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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