日本歴史地名大系 「獅子吼城跡」の解説 獅子吼城跡ししくじようあと 山梨県:北巨摩郡須玉町江草村獅子吼城跡[現在地名]須玉町江草江草の根古屋(えぐさのねごや)集落の東にそびえる標高七九三メートルの城(じよう)山に築かれた中世の城。城主について「甲斐国志」は武田信満の息信泰が江草に入り江草兵庫助と名乗り、この城を居城としたと記すが、嘉永六年(一八五三)の江草村明細帳(県立図書館蔵)は城主を信田小太郎実高と記す。信田小太郎の系譜は明らかではない。「高白斎記」によれば永正六年(一五〇九)一〇月二三日「小尾弥十郎江草城ヲ乗取」とあり、当城のことであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by