玄冥(読み)げんめい

精選版 日本国語大辞典 「玄冥」の意味・読み・例文・類語

げん‐めい【玄冥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 奥ふかくかすかなこと。また、真理の奥深いさま。〔荘子‐大宗師〕
  3. 刑殺をつかさどる、大陰、冬、北方の神。転じて、冬の異称。《 季語・冬 》 〔運歩色葉(1548)〕〔礼記月令

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「玄冥」の読み・字形・画数・意味

【玄冥】げんめい

冬の神。

字通「玄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の玄冥の言及

【雨師】より

…歴代王朝は雨師廟をまつってきた。古書に〈屛翳(へいえい)〉〈玄冥〉などの雨師の名が見える。〈畢宿(ひつしゆく)〉という星が雨を降らすとも信じられた。…

※「玄冥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android