精選版 日本国語大辞典 「玄樹」の意味・読み・例文・類語 げんじゅ【玄樹】 室町中期の臨済宗の僧。字(あざな)は桂庵。号、島陰。長門の人。京都五山に学び、応仁元年(一四六七)遣明使天与清啓にしたがって明に渡り、七年後帰国して菊池重朝に招かれ、また薩摩の島津忠昌が桂庵のためにはじめた桂樹庵で宋学を講じた。朱子の大学章句を刊行し、文集「島陰漁唱」がある。その学統は薩南学派と呼ばれ、近世儒学の興隆の基となった。応永三四~永正五年(一四二七‐一五〇八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例