玉代勢村(読み)ためーしむら

日本歴史地名大系 「玉代勢村」の解説

玉代勢村
ためーしむら

[現在地名]北谷大村おおむら玉上たまがみ

北谷ちやたん村の東にあり、白比しるひー川沿いに走る石灰岩塊台地(北谷グスク)の南西側傾斜面(玉代勢原)にある。北西伝道でいんどー村。集落の西側から東丘陵に沿って喜友名ちゆんなー(現宜野湾市)に至る道(昔道)が通る。「琉球国由来記」に玉代勢村とみえる。村創設は一六〇〇年前後との説がある(北谷村誌)。向姓伊江家家譜には五世朝嘉の康熙八年(一六六九)と六世朝良の同五〇年の項に「賜北谷間切玉寄名」とあり、一八世紀初期まで名島として用いられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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