日本歴史地名大系 「伝道村」の解説 伝道村でいんどーむら 沖縄県:沖縄島中部北谷町伝道村[現在地名]北谷町大村(おおむら)・吉原(よしはら)・桃原(とうばる)北谷(ちやたん)グスク丘陵南側に連なる緩やかな斜面(伝道原)にある。東は玉代勢(ためーし)村、西は白比(しるひー)川下流域。集落の西を南北に西海道(現国道五八号)、南を喜友名(ちゆんなー)村(現宜野湾市)に至る道(昔道)が通る。「琉球国由来記」「琉球国旧記」に村名はみえず、乾隆二年帳に伝道村とみえる。ディンドーとよばれる。村の成立については、北谷村・玉代勢村とともに一村を形成していたが、慶長一四年(一六〇九)の島津氏の琉球侵攻前後に独立したとする説(北谷村誌)、前城(めーぐすく)村から分離独立したとする説(北谷町史)の二説がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報