玉帯(読み)ギョクタイ

デジタル大辞泉 「玉帯」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐たい【玉帯】

玉の飾りをつけた革製の帯。貴族束帯に用いられた。たまのおび。

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精選版 日本国語大辞典 「玉帯」の意味・読み・例文・類語

ごく‐たい【玉帯】

  1. 〘 名詞 〙ごく(玉)の帯(おび)
    1. [初出の実例]「被宰相、奉藤納言賜鄭州玉帯」(出典菅家文草(900頃)五)

ぎょく‐たい【玉帯】

  1. 〘 名詞 〙 玉で飾った帯。たまの帯。
    1. [初出の実例]「我引出加官馬一疋、志玉帯一柄・釼二腰、又方々有前物」(出典:御堂関白記‐寛仁二年(1018)一二月六日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐礼楽志〕

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世界大百科事典(旧版)内の玉帯の言及

【石帯】より

…おもに平安時代の官人・貴族や公家装束に使われた。白石や水晶の場合には玉帯,ふつうのものを石帯(雑石帯)として区別することもあり,また素材が石以外の角製であっても石帯と称することもある。律令官人の服制は推古朝以来,たびたび変わったが,腰帯については707年にそれまでの組紐による条帯を金銀,銅製の銙帯に改め,以後796年まで行われる。…

※「玉帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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