玉比神社(読み)たまひめじんじや

日本歴史地名大系 「玉比神社」の解説

玉比神社
たまひめじんじや

[現在地名]玉野市玉五丁目

臥竜がりゆう山東麓の市街地中央部に位置する。近世後期、この付近まで海岸線がきていた。祭神は豊玉姫命、相殿に仲哀・応神両天皇、神功皇后を祀る。旧村社。境内社に若宮神社荒神社・臥竜稲荷神社・立石たていし神社などがある。創立年代は不詳。「備前国神名帳」総社本に「玉比神社」、山本氏本には従四位上「玉比明神」とある。創祀は境内東側にある「立石(中世までは玉石とよんだ)という周囲三〇メートルに及ぶ巨岩に対する磐座信仰に基づくとも伝える(境内由緒書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android