日本歴史地名大系 「玉谷村」の解説 玉谷村たまたにむら 愛媛県:伊予郡広田村玉谷村[現在地名]広田村玉谷現広田村の北部に位置し、上尾(うえび)峠(四六三メートル)によって現砥部(とべ)町と接する。源を上尾峠に発する玉谷川は、村内を南に流れて田渡(たど)川となり、やがて肱(ひじ)川となって伊予灘に注ぐ。寛永一二年(一六三五)の領地交換によって松山藩領から大洲藩領になったいわゆる「御替地(おかえち)」の村の一つで、浮穴(うけな)郡砥部郷玉谷村とよばれていた。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の浮穴郡の項に「玉谷村 松林山有、茅山有」、高一一四石四斗五升九合、うち田六七石三斗六升五合、畠四七石九升四合と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by