王家衛(読み)ウォンカーウァイ

百科事典マイペディア 「王家衛」の意味・わかりやすい解説

王家衛【ウォンカーウァイ】

中国の映画監督。上海生れ。5歳の時香港移住。香港理工学院卒業後,テレビ界を経て脚本家となる。《いますぐ抱きしめたい》(1988年)で監督デビュー。1960年代の香港の若者群像を描いた第2作《欲望の翼》(1990年)が,独特の語り口と,クリストファー・ドイルの撮影によるスローモーションや手持ちカメラを用いた躍動感あふれる映像で注目を集める。続く《恋する惑星》(1994年)はQ.タランティーノが絶賛し,1990年代の最も注目される監督の一人となった。他に《楽園の瑕》(1995年),《天使の涙》(1995年),《ブエノスアイレス》(1997年)などがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「王家衛」の意味・わかりやすい解説

王家衛
おうかえい

ウォン・カーウァイ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android