珍無類(読み)チンムルイ

デジタル大辞泉 「珍無類」の意味・読み・例文・類語

ちん‐むるい【珍無類】

[名・形動]他に例のないほどおかしくて変わっていること。また、そのさま。「珍無類な(の)発想
「東洋軒は、又、その日も―なお客を迎えた」〈葉山海に生くる人々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「珍無類」の意味・読み・例文・類語

ちん‐むるい【珍無類】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 他に例のないほど珍妙なこと。非常にめずらしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「実に珍無類(チンムルイ)滑稽にて、一家常に笑声多く」(出典初孫(1900)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android