現実戦争(読み)げんじつせんそう(その他表記)wirklicher Krieg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「現実戦争」の意味・わかりやすい解説

現実戦争
げんじつせんそう
wirklicher Krieg

K.クラウゼウィッツ戦争論戦争を2つに分け,絶対的戦争に対比する概念として現実戦争をあげた。絶対的戦争 absoluter Kriegは暴力,打倒感情,力の3つが相互作用し,無限界性を発揮するために,軍事的動作が自然に敵の極限までの撃滅目標とするのに対して,現実戦争は歴史的事実を基にして,戦争はいつも絶対的戦争に近づくものの,「無限に追求されるべき相互の暴力行使をある種の人為的操作によって制限する」ので「中途半端」であり,戦争の「哲学的,根本的本質」からみれば,「自然法から逸脱している」 (『戦争論』3巻,1832~34) と規定した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

3月から 5月頃に発生する雷。寒冷前線の通過時に発生する界雷で,この雷雨はよくひょう(雹)を伴う。春の到来を伝える雷ともいわれる。雷鳴に驚き冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」...

春雷の用語解説を読む