球押し黄金虫(読み)たまおしこがね

精選版 日本国語大辞典 「球押し黄金虫」の意味・読み・例文・類語

たまおし‐こがね【球押黄金虫・球押金亀子】

  1. 〘 名詞 〙 コガネムシ科のダイコクコガネ亜科に属する甲虫のうち、獣糞の球を転がす性質のあるものの総称。体長二~四〇ミリメートルの扁平で幅広い卵形の甲虫で、多くは黒色をし、時に金属光沢を帯びる。動物の新しい糞に集まり、これを大きな球に丸めてころがし、地面に掘った穴に運び卵を産みつけて死ぬ。幼虫は内部で育ち成虫として外に出てくるため、古代エジプトでは不滅の魂として神聖視した。代表種にファーブルの「昆虫記」に出てくる聖タマコガネがある。主に、ヨーロッパと北部を除いたアジア、アフリカに分布し、日本では微小(二~三ミリメートル)なマメダルマコガネが、小糞塊を運ぶことが知られている。スカラベふんころがし。

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