球数制限(読み)たまかずせいげん

知恵蔵mini 「球数制限」の解説

球数制限

野球において、投手けがを防ぐために主に試合での投球数を制限すること。日本では2015年以降、小・中学生世代の硬式野球や軟式野球で球数制限の導入が実施された。高校野球でも、新潟県高等学校野球連盟が独自の球数制限を導入しようとしたことを機に議論が開始され、19年11月、日本高等学校野球連盟が球数制限の導入を正式に決定した。一人の投手の投球数を1週間で500球以内とするもので、罰則などを設定しないガイドラインとして運用するとしている。同団体と都道府県の高等学校野球連盟が主催する大会を対象に、20年春の第92回選抜高等学校野球大会から3年間を試行期間として実施が予定されている。

(2019-12-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android