出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…この砂の上を歩いたり,棒などでつつくと,クックッとかブーというような大きい音を発するため,珍しい現象として古くから知られてきた。日本では宮城県気仙沼市大島の十八鳴(くぐなり)浜(九+九=十八),牡鹿半島の鳴(なら)浜や十八成浜,能登半島の泣(ごめ)き浜,丹後半島の琴引浜,島根県邇摩郡の琴ヶ浜など,いずれも発音特性にちなんだ名前が残っている。中国の敦煌にある鳴沙山も,その名は砂が鳴く現象からきている。…
…また仁万漁港を中心に一本釣りを主体とした沿岸漁業や養殖漁業も行われる。日本海岸には鳴り砂で知られる琴ヶ浜などがあり,海水浴や磯釣りに訪れる人も多い。山陰本線が通じ,湯迫(ゆざこ)温泉(含重曹食塩泉,29~30℃)がある。…
…地場産業に〈和食縞〉の名で知られる綿織物業があり,地引網などによる沿岸漁業も続けられている。海岸沿いに小高い砂丘が東西にのび,琴ヶ浜にはみごとな松原がみられる。【萩原 毅】。…
※「琴ヶ浜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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