瑞気(読み)ズイキ

デジタル大辞泉 「瑞気」の意味・読み・例文・類語

ずい‐き【×瑞気】

めでたい雲気。めでたい兆し。瑞祥の気。
「―祥雲屋上に立ちしは」〈露伴露団々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「瑞気」の意味・読み・例文・類語

ずい‐き【瑞気】

  1. 〘 名詞 〙 めでたい雲気。瑞祥の気。めでたくおごそかな雰囲気(ふんいき)
    1. [初出の実例]「雖積未尺、須賀初冬瑞気呈」(出典凌雲集(814)和菅清公賦早雪〈嵯峨天皇〉)
    2. 「洋々として瑞気(ズヰキ)祥雲屋上に立ちしは」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉二〇)
    3. [その他の文献]〔唐太宗‐重幸武功詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「瑞気」の読み・字形・画数・意味

【瑞気】ずいき

めでたい雲気。唐・韓〔南安寓止〕詩 天は函關(かんくわん)にくして、瑞氣屯(あつま)り 水は甸(ごでん)をして、霞を(ひた)す

字通「瑞」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android