普及版 字通 「瑾」の読み・字形・画数・意味 瑾15画 [字音] キン[字訓] たま[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は(きん)。〔説文〕一上に次条の瑜(ゆ)と合わせて「瑾瑜、美玉なり」と玉名とし、〔逸論語、問玉〕にその名がみえる。金文の〔頌鼎〕や〔善夫山鼎〕に「を反入(返納)す」とあるものは瑾で、策命を受けるときの礼器。また〔生(ちようせいき)〕「圭(瑾珪)に則(しる)せり」とは、瑾珪に刻銘することをいう。瑾は美玉であり、また礼器であった。〔新字鏡〕に「瑾は瑕(か)を(かく)せる玉なり」とあり、きずのある玉の意とする。〔左伝、宣十五年〕「瑾瑜、瑕をす」の文意を誤解したものであろう。[訓義]1. 美しいたま、たま。2. 礼器。3. あかいたま。4. きずのあるたま。[古辞書の訓]〔名義抄〕瑾 タマキズ[熟語]瑾瑕▶・瑾瑜▶・瑾瑶▶[下接語]懐瑾・瓊瑾・赤瑾・美瑾・瑶瑾 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報