知恵蔵 「環境格付け」の解説 環境格付け 企業を始め、ある組織が環境問題をどの程度認識し、どのような環境戦略を持ち、いかなる環境パフォーマンスを示しているか等を評価し、それを標準的組織と比べてランク付けすること。投資家、ステークホルダー(利害関係者)、並びに広く国内外の人々の意思決定に資する情報の提供が目的。あらゆる企業は活動を行う限り環境に影響を及ぼすが、そのかかわり方は環境に対する認識や戦略によって大きく変化する。環境への自主的な取り組みが占める比重が大きくなるにつれて、組織間の違いを評価する格付けの意義は大きくなる。格付けが正確な情報を提供するためには、企業の環境対応に関する可能な限り定量的な情報――環境パフォーマンス報告や環境会計等――の公開が前提になる。 (植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by