日本歴史地名大系 「瓦師町」の解説 瓦師町かわらしちよう 京都市:中京区教業学区瓦師町中京区神泉苑町通姉小路下ル町のほぼ中央を南北に神泉苑町(しぜんえんちよう)通(旧櫛笥小路)が通り、北側を姉小路(あねやこうじ)通(旧姉小路)、南側を三条(さんじよう)通(旧三条大路)が東西に通る。平安京の条坊では、西側は左京三条一坊三保一二町の東、東側は同一三町にあたる。平安時代、神泉苑の地(拾芥抄)。慶長年間(一五九六―一六一五)に当地は建仁寺領となった。市中に位置しながら農地で、領地化したのはこの町のみといわれる(坊目誌)。町名は、元禄末期洛中絵図に「瓦師丁」とあり、天保二年(一八三一)改正京町絵図細見大成には「上瓦し丁」「瓦師丁」の二町が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報