腎兵衛(読み)じんべえ

精選版 日本国語大辞典 「腎兵衛」の意味・読み・例文・類語

じんべえジンベヱ【甚兵衛・甚平】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 袖無し羽織甚兵衛羽織を着物仕立としたもの。丈はやっと膝がかくれるくらいで、前に付け紐がある。夏の室内着に使う。なお、現在はもっぱら夏の男子の家庭着をいい、半袖または筒袖のひとえ。じんべい。じんべ。じにべ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「げさくでも・甚兵衛に惚て脱ぬ妾」(出典:雑俳・手ひきぐさ(1824))
  3. ( 「腎張りな者」の意。「腎兵衛」とも ) 好色な人、精力の強い人を人名のように表わしていう語。
    1. [初出の実例]「甚兵衛が女房とうとう泣殺し」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む