筒袖(読み)ツツソデ

デジタル大辞泉 「筒袖」の意味・読み・例文・類語

つつ‐そで【筒袖】

和服で、たもとがない筒形の袖。また、そういう袖の着物。男児用または大人の日常着や労働着に用いられる。つっぽう。つつっぽ。

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精選版 日本国語大辞典 「筒袖」の意味・読み・例文・類語

つつ‐そで【筒袖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (たもと)がなくて、筒のような形をした袖。また、そういう袖のついた着物。子供の着物、大人のねまき・仕事着などに用いる。削袖(そぎそで)。つつっぽうそで。つっぽうそで。つつっぽう。つつっぽ。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕
  3. つつそでばおり(筒袖羽織)」または「つつそでジュバン(筒袖襦袢)」の略。
    1. [初出の実例]「日曜の日好天気、長羽織五六人、筒袖七八人」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初)

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百科事典マイペディア 「筒袖」の意味・わかりやすい解説

筒袖【つつそで】

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世界大百科事典(旧版)内の筒袖の言及

【ウマ(馬)】より

…それまでの突く直刀から反りのある刀への変化も,前進しつつ切るための当然のくふうであり,半月刀ほどの反りはなくとも,日本刀にも反りが生じている。またズボンと筒袖の上着の普及は,騎乗の普及とともに伝播(でんぱ)し,ゲルマン人やケルト人はもちろん,中国人さえ胡服といって,それを受け入れた。ただ騎馬の出現の歴史的意味は,この程度のことにとどまるものではなかった。…

※「筒袖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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