精選版 日本国語大辞典 「甚振」の意味・読み・例文・類語 いたぶらし【甚振】 〘 形容詞シク活用 〙 ( 動詞「いたぶる(甚振)」の形容詞化 ) 心が激しく動いて落ち着かない。[初出の実例]「おして否(いな)と稲は舂(つ)かねど波の穂の伊多夫良思(イタブラシ)もよ昨夜(きそ)独り寝て」(出典:万葉集(8C後)一四・三五五〇) いた‐ぶり【甚振】 〘 名詞 〙 ( 動詞「いたぶる(甚振)」の連用形の名詞化 ) 他人に金品をねだること。せびり取ること。また、その人。[初出の実例]「ほれぬ男にいたぶりをして嬉しがらすも傾城の商売」(出典:浮世草子・当世乙女織(1706)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例