生き金(読み)イキガネ

デジタル大辞泉 「生き金」の意味・読み・例文・類語

いき‐がね【生き金】

使っただけの価値が生じる金銭。⇔死に金

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生き金」の意味・読み・例文・類語

いき‐がね【生金・活金】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いきかね」とも )
  2. 現金。げんなま。
    1. [初出の実例]「生金(イキカネ)百両只取事がと申せし事申上る」(出典浮世草子・本朝桜陰比事(1689)一)
  3. いかして使う金。それだけの価値があるように有効に使われる金。⇔死に金
    1. [初出の実例]「うれしがらしてつかふと、いやがられて遣(つか)ふとは、黒白のちがひなれど、生金(イキカネ)もめったにはつかへぬもの」(出典:談義本・つれづれ睟か川(1783)五)

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