生ての名聞死しての訴え(読み)いきてのみょうもんししてのうったえ

精選版 日本国語大辞典 「生ての名聞死しての訴え」の意味・読み・例文・類語

いき【生】 て の=名聞(みょうもん)[=望(のぞ)み]死(し)しての=訴(うった)え[=満足(まんぞく)

  1. ( この世では名誉であり、あの世へ行った時は地獄閻魔(えんま)に晴れの報告ができるの意から ) 自分にとって光栄である、名誉であることにいう。⇔生きての恨み死しての嘆き。
    1. [初出の実例]「あら忝なの御情や。いきてのめうもん、ししてのうったへ、何事かこれに勝らん」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android