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生剝 なまはげ

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世界大百科事典 第2版の解説

なまはげ【生剝】

秋田県男鹿(おが)地方で12月31日の夜(かつては小正月の夜)に行われる民俗行事(国指定重要無形民俗文化財)。本来は小正月に訪れる異形の来訪神の一つで,祝福神的性格をもつものである。村の青年が鬼面をかぶり,蓑と腰巻をつけ,わら沓をはき手に木の刃物を持って,2~5人が一団となって村中の家々を訪れる。〈ウォーウォー,泣ぐ子いねぁがー,怠け嫁,怠け婿いねぁがー〉などといいながら,家の玄関から入り,畳の縁を踏まぬようにして神棚を礼拝,荒々しく部屋中に怒号したあと,家の主人のもてなしを受ける。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の生剝の言及

【仮装】より

…日本各地に見られる神楽もやはり仮装によって行われているが,この場合には神話上の人物とか超自然的存在とかがこの仮装の対象になっている。また秋田県男鹿半島のなまはげや石川県輪島の御陣乗太鼓でも仮面を主とした仮装が行われており,これは超自然的存在を表現している。 このような仮装はいずれも,共同体のなかで伝統的に,しかも時期を定めて行われてきたものであって,われわれが行事や踊りとして外から見ているのとは基本的に異なる,その共同体独自の意味を表現している。…

【蓑】より

…わら,カヤ,スゲ,シナノキなどの植物の茎や皮,葉などを用いてつくった外被である。雨,雪,日射あるいは着衣が泥や水に汚れるのを防ぐために着用する。古くから農夫,漁夫,狩人などが着用した。《日本書紀》には,素戔嗚(すさのお)尊が青草をたばねて蓑笠としたと記してあり,《万葉集》にも見られるほか,12世紀の成立とされる《信貴山縁起絵巻》には,尼公の従者が蓑を着て旅する姿が描かれている。 蓑の種類は,背蓑,肩蓑,胴蓑,丸蓑,腰蓑,蓑帽子の6種類に分けられるが,一般的に用いる蓑は肩蓑と胴蓑が多い。…

【来訪神】より

…1年に1度,時を定めて異界から人間の世界に来訪して,さまざまな行為をし,人々に歓待される神々を一般に来訪神とよぶ。来訪神はいわば異人の一種であり,〈まれびと〉である。われわれは,われわれの住む世界が自己(もしくは自己の仲間たち)と異人という二元的構成をとっているとみなしており,異人に対しては畏敬の観念をもつとともにこれを厚くもてなす異人歓待の観念が発達している。来訪神の多くは人々が仮面仮装した異形の姿であらわれるが,こうした来訪神信仰は,日本のみならず未開社会と文明社会にわたる多くの社会に存在している。…

※「生剝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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