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神棚 かみだな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神棚
かみだな

家庭における祭場の一つ。地域によって座敷などの接客用の場にある場合と,いろりばたや台所など家族生活の中心となる場所にある場合がある。神棚には伊勢神宮,鎮守,産土神札を祀り,松,榊,灯明,神酒などを献じる。参拝は神社参拝と同様である。なお,えびす棚,荒神棚,あるいは達磨,稲荷などの縁起棚と呼ばれる場合もある。

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デジタル大辞泉の解説

かみ‐だな【神棚】

家の内で、神を祭るためにこしらえてある棚。神符・神札などを奉安する。

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百科事典マイペディアの解説

神棚【かみだな】

家庭で神を迎えるために設けた棚。現在では表座敷に多く,鴨居(かもい)に棚をつり,しら木の小祠を置き,サカキを供え,注連(しめ)を張る。神札などをまつるが,縁起棚といってえびす荒神,稲荷などもまつる場合がある。
→関連項目祭壇

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世界大百科事典 第2版の解説

かみだな【神棚】

家庭での祭祀として,屋内もしくはその周辺に神霊をまつる棚のことで,その内容から3分類することができる。(1)ざしきや床の間など家の表の間(ま)に設けられるもの。地方によってはタカダナオタナサマなどとよばれ,産土(うぶすな)神や伊勢神宮また各所の神符をまつりこめ,往々にしてだるまなどの縁起物を配し,家人に通年拝せられる。(2)台所や寝所など家人が生活している間に設けられ,日常の生活に関与する竈(かまど)神,水神,厠(かわや)神などおのおのが独立の信仰内容をもつ神棚。

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大辞林 第三版の解説

かみだな【神棚】

家の中で、大神宮や氏神などの神符をまつるための棚。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

神棚
かみだな

各家庭の屋内に設けられた常設の祭場。その場所としては、座敷や出居(でい)など接客用のハレの場にあるものと、いろり端や台所など家族の生活の場にあるものとがある。神棚には普通、皇大神宮(こうたいじんぐう)(伊勢(いせ))の大麻(たいま)(神符)を中心に、氏神ないし各自崇敬の神々を奉斎し、注連(しめ)縄を張り榊(さかき)を立て、あるいは神饌(しんせん)や灯明を供えるなどして、朝に夕に奉拝する習慣が行き渡っている。日本では神々は、常は山などにおり、祭りに応じて訪れ来るとの信仰が主であったから、常設の祭場は少なかった。貴族の邸宅には早くから宅神、邸内神、屋敷神の祠(ほこら)が設けられ、地方でも神事に関係の深い家筋には、斎屋(いみや)、精進屋、ハナヤ(鹿児島県)など設ける例は多かったが、いずれも別棟である。母屋(おもや)に棚を設けるというのは、新年の年神棚がよく示すように、臨時の祭り場という意味が濃い。
 邸宅に持仏堂ないし仏間が設けられたのに比べると、神棚の普及はさらに後れてのことであろう。それが仏壇と並んで民家にあまねく行き渡るようになるのは、近世初頭、皇大神宮の御師によって神符が広く配られるようになったことと深い関係があろう。[萩原龍夫]

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