最新 地学事典 「生層序学」の解説
せいそうじょがく
生層序学
biostratigraphy
地層をその中に含まれる化石によって分帯し,その分帯結果を地域間で対比し,相対的な地質年代を決めることを主目的とする層位学の一分野。化石層序学,化石層位学,生層位学,生層序,古生物年代論(biochronology)などとも。生物は環境とは独立に進化する面をもち,また環境に対する反応もしばしば独特であり,さらに種類も豊富であるため,岩相によるより細かく正確な分帯・対比ができる場合が多い。広義には,化石による古環境論も含む。生層位学的実践はW.Smith(1816)以来のものだが,この術語をpalaeobiologyに対置させて提唱したのはL.Dollo(1904)。
執筆者:氏家 宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

