生浮(読み)なまうかび

精選版 日本国語大辞典 「生浮」の意味・読み・例文・類語

なま‐うかび【生浮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なま」は接頭語 ) 真に仏道にはいりきっていないこと。中途はんぱな気持で出家すること。
    1. [初出の実例]「なまうかびにては、かへりて悪しき道にもただよひぬべくぞおぼゆる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android