デジタル大辞泉 「蚕卵」の意味・読み・例文・類語 さん‐らん【蚕卵】 カイコガの卵。大きさは1ミリくらいで、淡黄色をし、越年するものは色が変わる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「蚕卵」の意味・読み・例文・類語 さん‐らん【蚕卵】 〘 名詞 〙 蚕の卵。長径一・三~一・四ミリメートル。越年しないものは淡黄色を呈するが、越年卵では変色して紫褐色を呈する。蚕種。種(たね)。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔梁四公記〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蚕卵」の意味・わかりやすい解説 蚕卵さんらんsilkworm egg 蚕の卵。おもに紙片に平らに固着するように産卵させる。外形は品種によって違うが,普通はやや扁平な楕円形で,一端に受精のとき精子が進入する卵門がある。長さ 1.3mm,幅 1mm,厚さ 0.6mmぐらいで,ヨーロッパ種は日本種,中国種よりも大きい。蚕卵 1gあたりの粒数は軽いものは約 2000粒,重いものは約 1500粒。産下されたばかりの卵の色は淡黄色で,3~4日たつと淡褐色の色素ができ,それぞれの品種固有の色になる。卵殻,卵黄膜,漿液膜,卵黄などから成り,水分 64.4~65.8%,乾物量 35.6~34.2%。 (→蚕種 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by