デジタル大辞泉 「蚕」の意味・読み・例文・類語
さん【蚕〔蠶〕】[漢字項目]
[学習漢字]6年
〈サン〉カイコガの幼虫。「蚕糸・蚕食/
〈かいこ〉「蚕蛾・蚕棚」
〈こ(ご)〉「
[難読]
古くは単に「こ(蚕)」で、「万葉‐二四九五」に「たらつねの母が養子(かふこの)まよごもりこもれる妹を見むよしもがも」とあり、「日本書紀‐神代上」の「養蚕」に「こかひ」の古訓がある。「かいこ」の語形は、書紀の古訓に見えるが、一般化したのは中古以降と思われる。
蚕は、古く一音節語「こ」であった。「万葉」には「かふこ(飼ふ蚕)」が三例見られ、これが中古の「かひこ」を経て現代の「かいこ」となる。また、「万葉」には「くはこ(桑蚕)」が一例見られる。このように、「かふ」や「くは」を伴って表現されるのは、籠・子・粉・海鼠などの同音異義語との混同を回避しようとしたためといわれる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新