生空(読み)ショウクウ

精選版 日本国語大辞典 「生空」の意味・読み・例文・類語

しょう‐くうシャウ‥【生空】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。衆生の心身五蘊(ごうん)が仮に和合して成立したもので、実体のない空(くう)であるということ。我空。人空(にんくう)
    1. [初出の実例]「生空(シャウクウ)を唯薀に遮し、我倒を幻炎に譬ふれば、我が瞋(いか)るなる我や夫いづくにか有る」(出典:二日物語(1892‐1901)〈幸田露伴〉此一日)
    2. [その他の文献]〔金剛般若疏‐四〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む