生酔本性違わず(読み)なまよいほんしょうたがわず

精選版 日本国語大辞典 「生酔本性違わず」の意味・読み・例文・類語

なまよい【生酔】 本性(ほんしょう)(たが)わず

  1. 相当に酔っても、その本来性質は変わらない。
    1. [初出の実例]「生酔(ナマヨヒ)本性違はずにて、彼の若侍憤怒に恐怖をなし」(出典怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一)

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ことわざを知る辞典 「生酔本性違わず」の解説

生酔い本性違わず

酒にかなり酔っても、その人が本来もっている性質に変わりはない。

[使用例] 釣り込まれて飲んでいるうちに、大次郎もよほど酔いがまわって来ました。しかし生酔い本性違わずで、雷見舞いの役目のことが胸にありますから、大次郎もあまり落ちついてお神輿を据えているわけにはいきません[岡本綺堂*三浦老人昔話|1925]

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