産業化社会(読み)さんぎょうかしゃかい(その他表記)industrial society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「産業化社会」の意味・わかりやすい解説

産業化社会
さんぎょうかしゃかい
industrial society

農業商業を中心とする社会に対して,産業を中心とする社会をいう。特に第2次世界大戦後のめざましい技術革新の進展により,社会の産業化は急速かつ広範囲に進み,経済成長をもたらした。第2次産業を中心とする,鉄鋼産業,自動車産業,電機産業,住宅産業はその主柱であったが,1970年代からその成長が鈍化してきた。海外直接投資の活発化など国際的環境の変化や情報産業の発展など産業構造シフトから,脱産業 (工業) 化社会の方向性が示されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android