産業化社会(読み)さんぎょうかしゃかい(英語表記)industrial society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「産業化社会」の意味・わかりやすい解説

産業化社会
さんぎょうかしゃかい
industrial society

農業商業を中心とする社会に対して,産業を中心とする社会をいう。特に第2次世界大戦後のめざましい技術革新の進展により,社会の産業化は急速かつ広範囲に進み,経済成長をもたらした。第2次産業を中心とする,鉄鋼産業,自動車産業,電機産業,住宅産業はその主柱であったが,1970年代からその成長が鈍化してきた。海外直接投資の活発化など国際的環境の変化や情報産業の発展など産業構造シフトから,脱産業 (工業) 化社会の方向性が示されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android