用井村(読み)もちいむら

日本歴史地名大系 「用井村」の解説

用井村
もちいむら

[現在地名]西土佐村用井

下山しもやま村の東方、四万十しまんと川左岸、四万十川と目黒めぐろ川の合流点上流にあり、「用居」とも記した(寛保郷帳ほか)。下山郷下分しもぶん一村。「土佐州郡志」は「沿川之処、東西十五町南北二十町、(中略)其土赤、有砂」と記す。下山村とは渡しで結ばれ、弘瀬ひろせの渡といった。現在、通称地名に長瀬ながせ川田城かわだしろがある。

天正一七年(一五八九)の下山郷地検帳に用井(用居)名がみえ、同名は川田代村・用井村・用井村名・用井名村・岩間いわま村・河崎かわさき村・江川えかわ村・一野々いちのの村に所在している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android