用吉村(読み)もちよしむら

日本歴史地名大系 「用吉村」の解説

用吉村
もちよしむら

[現在地名]玉野市用吉

宇藤木うとうぎ村の南、つね山の南東麓に集落が広がる。寛永備前国絵図によれば高五六三石余。寛永一七年(一六四〇)以降、かも川河口に用吉新田四一四石余(寛文四年備前備中古新田帳)、寛政一二年(一八〇〇)には吉原よしわら新田二〇町(岡山平野干拓史稿)などの開発が進み、天保郷帳では高一千二三四石余。享保六年(一七二一)の家数一三一・人数七七六、田畠六六町五反余、船七(備陽記)。文化年間の「岡山藩領手鑑」によると高五六三石余、直高一千三三八石余で蔵入、田四六町四反余・畑一九町五反余、当村新田として田一一町一反余、樋二三・井戸八・池五、橋三、家数一三五・人数六六一、牛八二、船二、猟師鉄砲一を所持し、紺屋二軒、育麦蔵一軒、家大工・木挽各六、桶屋三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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