用字格(読み)ようじかく

改訂新版 世界大百科事典 「用字格」の意味・わかりやすい解説

用字格 (ようじかく)

伊藤東涯の著。3巻。元禄16年(1703)自序。漢文(中国古典語)作成のための文法書。誤用しやすい漢語の構文を〈不必 必不〉〈之謂 謂之〉のように対比させ,語順の規則とその語序(文中の位置)による文義の相違を,豊富な用例をあげて説明した。〈不・可・未……非・所・便〉などの〈字格(語順の規則)〉323条を収める。正徳1年(1711)版,2巻本は盗刻。享保19年(1734)〈新刊校正〉3巻が奥田士亨校定の初版,寛政4年(1792)〈校正再刻〉は子の伊藤善韶(よしつぐ)の再版本。《操觚字訣(そうこじけつ)》とともに東涯を代表する漢語辞典である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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