日本歴史地名大系 「田中山」の解説 田中山たなかやま 静岡県:田方郡大仁町田中山箱根(はこね)山系の南端に連続する山塊。大仁町のほぼ中央部から韮山(にらやま)町にかけて所在し、標高約三〇〇メートルほどの比較的なだらかな山。戦国時代の年月日未詳北条氏忠手形(矢田部文書)によると、「田中山 富永衆」が七月二九日から八月二六日までの間、六疋一五人で薪取を許されている。江戸時代は田京(たきよう)村など一六ヵ村が入会権をもち、御林となっていた。中(なか)村(現韮山町)・宗光寺(そうこうじ)村が元村となり、田京村に山守がいて山守給米三石七斗が支給され管理していた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by