日本歴史地名大系 「田井等市」の解説 田井等市たいらし 沖縄県:沖縄島北部名護市田井等市一九四五年(昭和二〇年)から四六年に米軍政府が制定した沖縄島北部の住民収容地区名。現在の名護市田井等・親川(おやかわ)・川上(かわかみ)・仲尾次(なかおし)・真喜屋(まきや)・仲尾(なかお)・呉我(ごが)・伊差川(いさがわ)・我部祖河(がぶそか)・古我知(こがち)・山田(やまだ)にあたる地域におかれた。米軍は四五年四月中旬頃に田井等に軍政本部を設置し、本部(もとぶ)町・名護(なご)町方面の避難民の収容を開始した。八月には前述の田井等などの地域に五万五千人が収容され、親川に役所および警察署が設置された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by