…電源開発によって1953年着工,59年に完成された。高さ145m,堤頂長462m,堤体積195万m3で,貯水池(田子倉湖)の湛水(たんすい)面積9.95km2,総貯水量4.9億m3,有効貯水量3.7億m3,所属の田子倉発電所の最大出力は38万kW。ダムサイトは豪雪地帯で冬季の4ヵ月間は工事ができないという条件下で,75万m3の基礎掘削と日本最大の堤体積約200万m3のダムコンクリートを施工しなければならなかったため,佐久間ダムで経験,研究した大型建設機械による施工技術を引き継ぎ,ケーブルクレーンを2系列設けるなどして,日最大8700m3,日平均4000m3の多量のコンクリートを打ち込み,予定工期内に竣工させた。…
※「田子倉湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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